摂食障害よりみちから
2021年も残すところあと2日となりました。
2019年11月に設立された摂食障害よりみちは、コロナ禍と共に活動をおこないました。
思うように活動できないもどかしさの反面、焦らずゆっくり無理ないペースで歩んでいけれたようにも思います。
【摂食障害】を発症された方、再発や悪化をされた方は、このコロナ禍による不安やストレス、ルーティンの変化等が要因の一つであったかもしれません…
ただ、
コロナ禍だったからこそ、自分自身を見つめ直す、無理して頑張っていたペースを緩やかに出来た機会であったかもしれません…
今年に入り『摂食障害』という言葉は、
テレビや新聞等でも広く取り上げられるようになりました。
その理由は、上記の通り
摂食障害を発症、再発、悪化した方が著しく増えている(受診する方も増えている)
ことが理由です。
世の中の多くの方が“摂食障害”という病の存在を知る事になっています。
一見、良い事かもしれません。
でも、大切な事は
中途半端な知識をインプットせず
正しい知識・認識をしていただき理解をして頂く事
にあります。
当事者は
知って欲しい、助けて欲しい
と思うと同時に
知られたくない、放っておいて欲しい
とも思う事でしょう。
『当事者と周りの方々の歩み寄り』
は経験者である私自身も様々な心の葛藤をしながら渦中を過ごしていました。
だからこそ、
私達(団体)の存在、(居)場所
は必要だと感じています。
間もなく、
高校の保健体育の教科書に『摂食障害』のワードが明記されます。
2022年は
当事者回復きっかけサポート
当事者ご家族サポート
そして
正しい知識・認識・理解のための
予防啓発活動
にも力を入れていきます。
今、この記事を書きながら
“正しい”って果たして何?
とふと思う自分がいました。
たしかに
『正しい・間違えは人それぞれ』
かもしれません…
私達が伝えるものは、
100人が聴いて100人皆が納得できるものではないのかもしれない。
ただ、
私達は『当事者経験をした者、当事者家族がサポート会員となり、“実体験”を元にお伝えしています
(プラス、定期的に医療従事者やピアサポート団体の勉強会に参加し、知識や現実をブラッシュアップしております)』
ひとりでも多くの方に届くように、
2022年も活動していきます。
当事者、ご家族の方はいつでもメッセージ頂ければと思います。
どうかひとりで悩まないで下さい。
周りの方々は、摂食障害の講義や講演を行えますので、お問合せ下さい。
最後まで読んで下さり有難う御座いました!
良いお年をお迎え下さい。
摂食障害よりみち
代表 鈴木佳世
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